2012年12月27日木曜日

[試] iPhoneを使用したブログネタブラッシュアップ術 | OPQ分析、Evernote(えばろぐ)の応用

      
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photo credit: qisur via photopin cc



こんにちは、marubon(@photopota)です。

最近はモブログ環境が整ってきて、外でブログを書く事が増えてきました。ブログのネタについても外出先で考えることが多くなってきたと思います。

そこで、トピック選定後のプロセスとして、ちょっとした隠し味を加えることで読者に対するコンテンツ訴求力を高めることができるTIPSを紹介したいと思います。

ブログネタを対象としていますが、ビジネスで顧客への提案等にも活用できる手法です。




本手法の目的とメリット



ちょっとした工夫ブログのコンテンツの品質を上げることが目的です。

トピックに対する読者の期待や疑問を想定し、読者視点で回答を提供することで、コンテンツの品質を高めます。結果的に読者から共感を得やすくなります(読者へのコンテンツ訴求力が高まります)。



手法の概要


内容を書き始める前に読者を具体的にイメージし、選択したトピックに対する読者の期待や疑問は何か考え、フレームワークに従い骨子をサクッと作成します。後は、その骨子を元にブログを書くだけです。「読者視点で考える」という点が冒頭で書いた隠し味で、これだけで文章の内容ががらっと変わってきます

骨子を作成するためのフレームワークとして、OPQ分析を使用します。OPQ分析は、骨子を作成する観点を提供してくれます。

  • OPQ分析・・・・骨子を作成する観点の提供

何か難しそうと考えた方が多いと思いますが、外出先での対応と効率化の観点からiPhoneアプリの「えばろぐ」を使用します。このアプリの特徴を活かすことで比較的簡単に対応できます。詳細は後述します。



フレームワークの解説


具体的な流れを解説する前にOPQ分析の簡単な説明を行います。


OPQ分析


OPQ分析

OPQ分析とは、文章を書く前に読み手を意識して全体の構成を考える手法です。言い換えると、読み手の疑問にまっすぐ回答するための手法とも言えます。選択したトピックの中で如何に読み手に納得してもらうかを中心に据えた分析方法です。

書き手は以下の観点に従って「メッセージ」を組み立てていきます。そうすると観点が読み手中心のため、自動的に読み手の立場に立った構成ができます。

  • O:Objective(望ましい状況)
  • 読み手が目指している目標や改善後の姿を意味します。
  • P:Problem(問題)
  • 現状とO(望ましい状況)とのギャップ、解決すべき課題を意味します。
  • Q:Question(読み手の疑問)
  • P(問題)に直面した時に、読み手が抱くであろう疑問を意味します。
  • A:Answer(答え)
  • Q(読み手の疑問)への回答、文章の主メッセージになります。


メッセージ構造の明確化

さらに、主メッセージの根拠や詳細説明は上に図解した通り、ピラミッド構造で主メッセージ(書き手が伝えたい事)の後に並べます。これにより文章の説得力が増します。

今回紹介する合わせ技においては、読み手の期待や疑問をくみ取るためにOPQ分析を使用します。


骨子の作成方法



具体的に骨子の作成方法を解説していきます。OPQ分析に関しては、あくまで分析の観点の提供なので、その観点で最初から考えられるようテンプレート化します。テンプレート化で力を発揮するのが、以下iPhoneアプリの「えばろぐ」です。

えばろぐ - Log for Evernote えばろぐ - Log for Evernote
価格: ¥170 (記事投稿時)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
App Storeで詳細を見る

アプリをApp Storeでチェックする


えばろぐはテンプレートベースのメモアプリとなっており、テンプレートを事前定義することで何度でも再利用できます。作成後のネタの管理が気になるところですが、元々Evernoteと連携するよう作成されているので心配には及びません。

以下がテンプレートのイメージです。テンプレートに従って入力することで、前述したOPQ分析の観点に従ってネタを整理することができます。後は、作成したネタを元にブログを書けばおのずと読者観点に近い形で文章を書くことができます。

ブログネタのテンプレート

一から打ち込むのは大変なので、テンプレートを共有します。iPhone上で以下をコピーして「えばろぐ」のインポートを使用して読み込んで下さい。そのまま流用することが可能です。尚、保存先のEvernoteのノートブック等は私の環境のままなので読み込み後、適宜修正して下さい。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<everlog-templates appVersion="2.7.1">
<template>
<name>ブログネタ</name>
<notebookName>B-22. ブログネタ帳</notebookName>
<tags></tags>
<titleType>2</titleType>
<backgroundColor>F0F0F0</backgroundColor>
<sendMode daily="0" horzRule="1" timestamp="1" linkMap="0" prepend="0" />
<fields>
<field type="1" title="ノート名" sendTitle="1" sortOrder="1">
<attribute>1
ブログネタ </attribute>
</field>
<field type="0" title="タイトル" sendTitle="1" sortOrder="2">
<attribute>0

</attribute>
</field>
<field type="1" title="トピック" sendTitle="1" sortOrder="3">
<attribute>1
</attribute>
</field>
<field type="1" title="O: Objective(望ましい状況)" sendTitle="1" sortOrder="4">
<attribute>1
</attribute>
</field>
<field type="1" title="P: Problem(問題)" sendTitle="0" sortOrder="5">
<attribute>1
</attribute>
</field>
<field type="1" title="Q: Question(読者が考えるであろう疑問)" sendTitle="1" sortOrder="6">
<attribute>1
</attribute>
</field>
<field type="1" title="A: Answer(読者の疑問に対する回答)" sendTitle="1" sortOrder="7">
<attribute>1
</attribute>
</field>
<field type="6" title="マインドマップ" sendTitle="1" sortOrder="8">
<attribute></attribute>
</field>
</fields>
</template>
</everlog-templates>

最後に補足です。テンプレートの最後にマインドマップの項目があるのは、マインドマップの画像を添付するためのものです。よりネタを深掘りして精査したい場合に、私はマインドマップを使用しています。作成後マインドマップの項目のところで画像として添付するようにしています。

気になる方向けに使用しているマインドマップツールについて紹介します。私は、以下「iThoughts」を使用しています。対応するフォーマット、連携可能なサービスが非常に多く、他アプリへの受け渡しと作成作業の継続が非常に楽だからです。

iThoughts (mindmapping) iThoughts (mindmapping)
価格: ¥700 (記事投稿時)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
App Storeで詳細を見る

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まとめ



トピック選定後のプロセスとして、ちょっとした隠し味を加えることで読者に対するコンテンツ訴求力を高めることができるTIPSを紹介しました。

紹介したアプリを再掲します。

えばろぐ - Log for Evernote えばろぐ - Log for Evernote
価格: ¥170 (記事投稿時)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
App Storeで詳細を見る

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iThoughts (mindmapping) iThoughts (mindmapping)
価格: ¥700 (記事投稿時)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
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関連する内容として以下エントリがあるので、興味がある方は読んでみて下さい。

試行錯誤ライフハック: わかりやすいブログの大黒柱、骨子作成のススメ | マインドマップ、OPQ分析、仮説思考の応用



後書き


家の中で紛失?したエアコンのリモコンが本日見つかり、やっと暖房を入れることができました。暖房がないのはさすがに厳しいです。

本エントリがどなたかのお役に立てることを願って、marubon(@photopota)でした。


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